留学・ワーホリ・海外赴任・移住するときに必ず課題になるのが、海外送金です。

海外での生活費や学費を日本から送金したいのですが、どうしたらお得ですか?
- 海外での生活費を送りたい
- 語学学校やカレッジの学費を払いたい
- 日本の口座から海外へ資金移動したい など
本日は、とっても重要な海外送金の知識をシェアします。
ちょこっと難しいお話になりますが、ほんの小さなことで大きな節約(or 大損)となるので、手段を事前に知っておくことが大切です。
5つの方法を比較します
このページでは、5つの海外送金の手段を比較していきます。できるだけ分かりやすいように説明します!
情報を知らないと損します(経験済)
めんどくさがりな私は「難しいことはよく分からないし、とりあえず大手銀行などの海外送金サービスを利用…」と、思っていました。




で、見事にめっちゃ損してた…!
つまり、多額の「隠れコスト」の存在を知らなかった、それを考慮して節約する方法を知らなかった。まさに情弱…。
結論、国際送金はどれがオススメ?
記事後半でオススメの理由を解説しますが、先に結論を書きます。
Wise オンライン国際送金
隠れコストなし、実際の為替レートで送金できる。
では、さっそく見ていきましょう。
海外送金2つの手数料
海外送金では主に2つの手数料がかかってきます。
①の「送金手数料」しか知らなかった!という声をよく聞くので、みなさんも注意してください。
① 送金手数料
銀行によって変わりますが、3,000円〜6,000円が多いです。
皆さんが想像する手数料はこの ①送金手数料ですが、ここだけで比較してしまうとダメです!
なぜなら、海外送金の 最も大きな手数料となる②の「為替レート手数料」が含まれていないから。銀行が提供している ①送金手数料の安さだけに惑わされないようにしましょう。
② 為替レート
海外送金では ①送金手数料だけでなく「為替レート」に注意する必要があります。
銀行などの金融機関では、①の送金手数料とは別に「隠れコスト」と呼ばれる為替コストが上乗せされてしまいます。←これが大きい!
海外送金の「隠れコスト」とは?
為替レート手数料は、一見わかりずらいので「隠れコスト」とも呼ばれています。
銀行が使用するレートは、実際のレートとは違います。
銀行は一定の為替手数料を上乗せした「独自のレート」を使って、外国送金や外貨両替などの業務を行っています。また、各銀行それぞれのレートにも違いがあります。
つまり、実際の為替レート+銀行が手数料を上乗せした額です。パッと見は小さな額に見えますが、額が大きくなると数万円〜数十万円と、ビックリするほど変わります!
海外送金の方法5種を比較!
では、皆さんがよく使う海外送金の手段をピックアップして比較していきます。
比較はいいから、安い方法パパッと教えて!という方は E. まで飛ばしてください。
A. 銀行海外送金
B. 留学エージェント
C. 現金を持ち込み
D. クレジットカード
E. オンライン海外送金【オススメ!】
A. 銀行送金
銀行だけでなく、ゆうちょ・インターネット銀行も含み、今でも多くの方が利用されています。
一昔前まではこの選択肢しかありませんでしたが、今はもっと便利で安いサービスが出てきています。



金額が大きくなればなるほど、手数料の差も大きく変わるので、気をつけましょう!
銀行送金をおすすめしない理由
手数料が高い。銀行が得るマージン(利益)を加算したレートが適用されますので、高くなることが最大のデメリットです。
B. 留学エージェントを使って送金
ほとんどのエージェントが、生徒が学校に直接送金ではなく、学費をエージェントに振り込むシステムを採用しています。
生徒→エージェント→学校
▶︎お得な送金方法
生徒→学校
そして、留学エージェントの為替レートは、留学エージェントが独自で決めることができます。そのレートが悪い場合、余分な手数料を支払うことになります。
エージェントにとってはリスクヘッジにはなりますが、生徒さんにとっては最安値ではありません。



まず手数料と為替レートの詳細を確認しましょう!
エージェントに完全にお任せすると楽チンですが、手数料でかなりの額を気付かずに支払っている生徒さんをよく見かけます。後から損した!と感じないためにも、レートにも納得した上で支払うのが◎
C. 現金を移動させる
方法としては2つあります。
現金(日本円)を持って行き、現地の両替所でドルに両替してもらう方法と、事前にドルに両替後に持っていく方法です。


リスクと手間が多い方法です。
現金移動をおすすめしない理由
紛失するリスクがある
海外では、なぜかスーツケースに入れた現金がなくなる…という事例が多発します。どうしても現金を持ち歩く場合は必ず手荷物に入れましょう。
両替所によって損する可能性がある
両替所によってレートが大きく変わります。また、見知らぬ土地で何件も電話してレート確認する…はハードルが高いと思われます。両替所によっては「日本円は今日できません」と言われることも。
限度額がある
現金の持ち込みには制限があります。一定額を超えると空港で申請する必要が出てきます。申請しなかったことが見つかると罰金となるので注意してください。
D. クレジットカード
現地での生活に使うのはOK
現地での生活において、日本で作ったクレジットカードを使用するのは、便利で安全な手段です。為替手数料が1.63%〜2%かかりますが、現地で口座を持つまでは必要経費になります。
学費の支払いに注意
ただ、学費を支払う場合は別です。学校が手数料として3%前後の手数料を取るので、合計5%前後の手数料がかかります。
そして更にプラスで為替レートがかかります!
海外で使えないカードもある
日本のクレジットカードは海外で使えない場合があります。
参考:海外留学やワーホリで使えるクレジットカード【必須】


E. オンライン国際送金【オススメ】
オンラインの国際送金サービスがとってもオススメです。




私も30回以上、バリバリ使っている手段です!
カナダに来てしばらくは銀行送金 or 現金移動をしていたので、この方法を知って「過去の自分アホみたいや!」と思いました(笑)
メリットは、とにかく安いこと。
それでは実際のオンラインサービスを見ていきましょう。
オンライン国際送金 Wise
「隠れコスト」がゼロ
銀行の為替レート →独自のレートですが、ワイズ →本当の為替レートとなっています。
換金レートに手数料は上乗せされず、国際為替相場そのままのレートで送金ができます。また、都度オンラインで金額を確認できるので安心です。
長期的にも使える
学費を支払いたい場合
語学学校やカレッジの場合、現地口座があるので問題なく送金できます。
生活費などを自分宛に送金したい場合
現地に着いてから銀行口座を開き、ワイズを使ってその口座へ送金できます。
日本に帰国時する場合
ワーホリや留学後、日本の口座に送金したい場合も使えます。
2カ国ワーホリなど、複数の国で使う場合
カナダに留学した後にオーストラリアやニュージーランドに行く予定の方(その逆も)、引き続き同じアカウントを使うことができます。
Wise の安全性
既に1,000万人の方が利用しており、関東財務局からも認められている企業です。
日本法人のトランスファーワイズ・ジャパン株式会社は「資金移動業者」として認可されています。送金時に振り込んだお金は、「履行保証金」として法務局に保全されているので、万が一のときでも安全です。




何度も使っていますが、問題が起きたことはありません(^^)
ポイント:一度の限度額は100万円
日本から海外へ送金する時、一度の限度額上限は100万円です。
(余談:同日に複数回送金したことがありますが、複数回に分けることで合計が100万円を超えても送金できました。ただ、問い合わせがくる場合もあるそうです。)
実例:どれくらい安いの?
2021年5月10日に Wiseを使って100万円をカナダに送ると…


この実際の金額と、全く同じ日に ①銀行 ②両替所 ③留学エージェントA・B社から送金した場合の差を比較していきます。
1. 銀行と比較
手数料 7,000円
受取額 $10,872
$155.06の差。
つまりWiseを使った場合、銀行より約1万4,000円お得になります。
2. 両替所と比較
外貨両替ワールドカレンシーショップ
手数料込み
受取額 $10,169.83
$857.23の差。
つまりWiseを使った場合、両替所より約7万6000円お得になります。
3. エージェントA・B社と比較
+5円の独自レートの場合
独自の自社レートとして5円上乗せを採用している、留学エージェントA社の場合。
手数料 8,000円
受取額 $10,442
$585.06の差。
つまりWiseを使った場合、エージェントAより約5万2,800円お得になります。
+10円の独自レートの場合
独自の自社レートとして10円上乗せを採用している、留学エージェントB社の場合。
手数料 5,000円
受取額 $9,950
$1077.06の差。※手数料だけを見るとエージェントA社より安いですが、レートの上乗せが多いので注意。
つまりWiseを使った場合、エージェントBより約9万7,300円お得になります。
送金手数料だけ見ると「なんだ〜数千円じゃん♪」と思いがちですが、為替レートで10万円近く変わることがあるので要注意です。
過去の自分に教えたいほど良い手段だと思っています。
アカウント作成方法
Wiseのアカウント作成方法は別ページにまとめています!

