先に結論から。
バンクーバーのあるBC州の最低時給は、2026年6月から$18.25(約2,080円)です。
「カナダの時給って、今も本当に高いんですか?」という質問を本当によく受けるのですが、ネットに出てくる情報は数年前の数字のままのことが多いです。この記事では、2026年7月時点の最新の数字だけでまとめます。
※円換算は1カナダドル=約114円(2026年7月24日時点)で計算しています。レートで変動します。
今の最低賃金はいくら?

最低賃金は$18.25(BC州)
カナダの最低賃金は州ごとに違います。留学先として人気の州はこうなっています。
| 州 | 最低時給 | 補足 |
|---|---|---|
| BC州 | $18.25(約2,080円) | 2026年6月1日から |
| オンタリオ州 | $17.60(約2,010円) | 2026年10月1日から$17.95(約2,050円)に |
| アルバータ州 | $15.00(約1,710円) | 据え置きが続き、現在は全国で最も低い水準 |
昔は「バンフのあるアルバータ州が高い」と言われた時代もありましたが、今は逆転しています。バンクーバーやトロントで働く場合、時給の面では有利です。
毎年どんどん上がるカナダの時給
バンクーバーやビクトリアがあるBC州の最低賃金は、ここ数年ほぼ毎年上がり続けています。
2018年6月:$12.65
2019年6月:$13.85
2020年6月:$14.60
2021年6月:$15.20
2022年6月:$15.65
2023年6月:$16.75
2024年6月:$17.40
2025年6月:$17.85
2026年6月:$18.25
8年でほぼ1.5倍。日本の最低賃金の上がり方と比べると、スピード感が全然違います。
月給シミュレーション

カナダでは「正社員・アルバイト」ではなく、働く時間で「フルタイム」「パートタイム」と分けるのが一般的です。
パートタイムで働いた場合(学生ビザ)
カレッジに通う学生ビザの場合、2024年11月のルール変更で、学期中は週24時間まで働けるようになりました(以前は週20時間)。コープカレッジも含まれます。
フルタイムで働いた場合
BC州で残業扱いにならないのは週40時間までです(超えた分は1.5倍になります)。
カナダの本当の強みは「チップ」
ここまでの数字を見て「オーストラリアより低いんだ」と思った方、正解です。時給の額面だけならオーストラリアの方が上です。
でも、カナダにはチップ文化があります。
レストランやカフェでは、お客さんが合計金額の10〜20%をチップとして払うのが標準です。このチップはお店の収入ではなく、働くスタッフに分配されます。
つまりサーバーとして働く場合、 時給$18.25 + チップ が実際の収入です。レストランのサーバーだと、チップが最低賃金を大きく超える人も珍しくありません。中には、チップだけで生活費をまかなって、お給料をそのまま貯金しているという人もいるほどです。
よくある質問

学生ビザでは週何時間働けますか?
カレッジなどに通う学生ビザの場合、学期中は週24時間までです(2024年11月から。スクールホリデー中はフルタイム可)。語学学校のみの就学では原則働けないので、ここは渡航前に必ず確認してください。
チップは誰でももらえますか?
職種によります。レストランのサーバーやバリスタは対象ですが、チップのない職種もあります。
ワーホリでも同じ時給ですか?
はい。最低賃金はビザの種類に関係なく全員に適用されます。ワーホリは労働時間の制限もありません。
最後に

「留学はお金がかかるだけ」というイメージのまま止まっている人が多いですが、今のカナダは、働けるビザで行けば現地で費用を回収できる構造が普通にあります。
ただし、どのビザで行くかで「そもそも働けるかどうか」が全然変わります。時給の高さは、働けるビザがあって初めて意味を持つ数字です。


