カナダ移住したい人に朗報です!最近、ネットやSNSで「エクスプレスエントリーの大量招待」といったワードを見かけた方も多いのではないでしょうか?
2021年2月、カナダは永住権を申請する約2万7千人もの候補者を招待するという、前代未聞のエクスプレスエントリー抽選会を開催しました。
しかも、今後3年間はカナダでは移民の数をどんどん増やす!という情報も…?!
将来カナダ移住を目指している方には必見のこちらのニュース、カナダ移民の専門家と詳しく見ていきましょう!

この記事の執筆者、政府公認移民コンサルタントの唐木美和です。カナダ移住を目指す方々のお手伝いをしています。
エクスプレスエントリーって何?
エクスプレスエントリー(Express Entry)
エクスプレスエントリーの流れ
今回のニュースをより理解しやすくするため、エクスプレスエントリーの主な流れを簡単にご紹介します。
- STEP1エントリープロファイルの作成専用フォームに名前・生年月日・職業経験など必要事項を入力
- STEP2招待状を受け取る定期的に行われる抽選で選ばれた場合、招待状が送られてくる
- STEP3いざ、本申請へSTEP1で申請した内容の証明書類を提出する
また提出する書類には主に以下のような項目が含まれますが、この全てが決められた基準によってポイント化されます。
- 就労経験
- 英語力
- 学歴
- スキル など
今回、異例のスコア「75点」を記録
また、エクスプレスエントリーの中にはさらに3種類のカテゴリーに分けて申請が行われます。
- カナディアン・エクスペリエンス・クラス(CEC)
- フェデラル・スキルド・ワーカー・プログラム(FSWP)
- フェデラル・スキルド・トレード・プログラム(FSTP)
例えば一つ目の「カナディアン・エクスペリエンス・クラス」での抽選はこれまで最低でも450点以上のスコアが必要でした。
それがなんと!今回は異例の75点のスコアでも通過できた人がいたのです!
つまり、下記を満たしている人には招待状が届いたことになります。
- カナダ国内での就業合計3年間のうち1年以上、NOC0, A, Bの職種でカナダでの職歴がある(1560時間以上)
- 英語レベルがNOC0, A: CLB7 NOC B: CLB5を満たしている
- エクスプレスエントリーに登録をしていて、CECカテゴリーの条件を満たしている
つまり今回は、まさに異例中の異例!と言えます。





自分がどのカテゴリーに属するかは職種の専門性や職歴によって異なるため、専門家と一緒にどのカテゴリーで申請するのがベストかどうかを判断することをお勧めします!
カナダ政府の今後の方針
移民受け入れ数の増加を発表
移民受け入れ目標数 | Express Entryの招待状発給数 | |
2021年 | 40万1,000件 | 10万8,500件 |
2022年 | 41万1,000件 | 11万500件 |
2023年 | 42万1,000件 | 11万3,750件 |
留学生を優遇する動きも
カナダの移民大臣、マルコ・メンディチーノは今回の抽選に対して以下のようにも話しています。
While travel restrictions remain in place to protect the health and safety of Canadians, IRCC is exploring new ways for those who have already been hard at work in Canada to stay permanently.
これは留学生をはじめポスグラ保持者、そしてカナダ国内就労者を優遇する方針ともとれますよね。





カナダの公立のカレッジ、大学を卒業したら、永住権をそのまま申請できるプログラムも検討中のようです!
永住権を目指すなら3年以内がチャンス
同時に、IRCCとカナダ移民大臣はコロナ流行後の経済回復を支援するために、
ということを強調しています。





ここまでで解説した内容から、今後3年はエクスプレスエントリーシステムが、カナダでの新しい移民の主要なソースとなると言えます。
これからもカナダ国内の就労経験者には、寛容な対応が取られていくことが期待できます。
ただし、実際に行動ができているのは少数派です。すぐに行動できるかできないか、それによって今後の人生が大きく左右されます!
この抽選で選ばれたからには、最後まで気を緩めずに慎重に書類準備を進めていきましょう。
ビザに関する質問はありますか?
カナダ永住権・各種ビザに関しての相談がある方は、政府公認移民コンサルタント MK Visa Consulting ウェブサイトより、お気軽にお問い合わせ下さい。
MK Visa Consulting
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