ワーホリのジョブオファーがない時の対処法・カナダに入国する方法

カナダでワーホリしたいけどジョブオファーがない場合の解決方法と手順

最新情報(重要):ワーホリのジョブオファーは必要なくなりました。

コロナウイルスの影響により、現在ワーキングホリデービザでカナダに入国するためには「ジョブオファーレター」つまり内定レターが必要です。

このページでは、ジョブオファーが見つからない場合でもカナダに入国できる方法を2つ紹介します。

「カナダのワーホリはジョブオファーがいるから…」と泣く泣く諦めた方にも、ぜひ知って欲しい情報です。

Miwa
Miwa

こんにちは!この記事の執筆者、カナダ政府公認移民コンサルタントの唐木美和です。

先に結論を言うと…

  • 方法① 語学学校→ワーホリ
    学生ビザで入国、現地でワーホリ切り替える
  • 方法② 学生+有給インターン→ワーホリ
    Co-op付き学生ビザで入国、Co-opビザで就労、ワーホリに切り替える

後半では、各方法の流れも分かりやすく解説していきます。

また、無事ジョブオファーをもらい、ワーホリで入国予定の方が見落としがちな注意点も併せてお話しします。

※この記事の内容は、2021年6月10日時点の情報です

現在のワーホリ入国条件

まず簡単に「今カナダに入国できる条件」をおさらいします。カナダ政府が現在発表しているものは下記の2点。

ワーホリでカナダ入国できる条件

コロナウィルスの影響で大きな変更があり、今ワーホリビザで入国するためにはジョブオファーが必要となりました。

そのため、ワーホリビザを取得するために、日本からカナダの求人に「オンライン上で応募」がメインの手段となっています。

ジョブオファー探しの難点

ジョブオファーを無事もらえた!という声もある中「難しい!」と言った相談も寄せられています。

ジョブオファーでよくある問題
  1. なかなか見つからない
  2. 日本レストラン・日本語環境の仕事が多い
  3. 雇用先が都市部からかなり離れている

① はなんとなく予想がつくと思いますが、やはり日本にいながらカナダの仕事を見つけるには、かなりハードルが高いと言えます。

② のように「働きたい職場が見つからない」と言った声も多いです。ジョブオファーのために割り切る方、せっかく英語圏に行くのだからと、英語を使う仕事にこだわる方に分かれます。

③ は意外とよくあるパターンで、都市部から車で3時間の距離(電車なし)や、飛行機を乗り継がないと辿り着けない就職先もあります。現地の土地勘がないと「実際どれくらい離れているか」が感覚的に分からないので注意です。

ジョブオファー+ワーホリの注意点

海外で働きたいという理由で「とにかくワーホリがしたい!」と考える人も多いのですが、現時点ではハードルが高いと言えます。

海外で働くのが目的であれば、ワーホリ以外の手段もあります(後述します)。

重要な注意点
  • 到着後すぐ働く必要がある
  • 学校に行く場合、仕事とかけもちになる
  • 学校に行かない場合、滞在先や送迎などが自己手配になる

無事ジョブオファーもらってワーホリを申請したけど、この条件を知らなかった!という方が多いので、気をつけましょう

到着後すぐに働く必要がある

現時点でのワーホリの重要な注意点として「到着後すぐに仕事を開始しなければならない」があります。

政府サイトにも「隔離期間終了と同時に働き始めること」との記載有り

しかし、英語を勉強するためにカナダに来る方にとっては、難しいポイントです。

学校に行く場合、かけもちになる

通常、カナダに到着したらまず数ヶ月間は語学学校へ通う方が多いです。

ですが、この方法で渡航すると語学学校に通いたい場合、学校と仕事を両立しなければなりません。

学校に行かない場合、全て自己手配

通常、ホームステイや学生寮などの滞在先・空港送迎・学生医療保険などは、入学する学校を通しての手配となります。つまり学校へ行かずに働く場合は全て自己手配する必要があります。

留学エージェントは「学校へ通うこと」が利用条件であることがほとんどです。学校へ行かない場合の手配代行は不可、または別料金となります。

ジョブオファーなしでの入国方法2つ

それでは、ジョブオファーなしで入国する具体的な方法を見ていきましょう。最近多くの留学生が取っている手段は下記の2つです。

ジョブオファーなしでカナダに入国する方法

方法① 語学学校→ワーホリ
学生ビザで入国、現地でワーホリに切り替える

方法② 学生+有給インターン→ワーホリ
Co-op付き学生ビザで入国、Co-opビザで就労、ワーホリに切り替える

方法① 語学学校→ワーホリ

▶︎ 学生ビザで入国、現地ワーホリ切り替え

まず語学学校へ通うための学生ビザを取得し、カナダへ入国、語学学校へ通いながら現地で仕事を見つけ、ジョブオファーをもらう方法です。

学生ビザで入国する場合にはジョブオファーが必要ありません。ですので、今カナダに入国したいがジョブオファーがない人が使える方法です。

プラス点
マイナス点
  • ジョブオファーがいらない
  • 現地で面接に行ける
  • 英語力が必須ではない
  • 学生期間は働けない
  • 学生期間が短いと入国できない可能性がある
  • 仕事探しにハードルがある

入国時にジョブオファーがいらないことはもちろん、スタート時の英語力が必須ではないことがメリットです。

注意点としては、この(語学学校へ通う)タイプの学生ビザでは就労はできないこと、語学学校へ通っている間、つまり働けるビザがまだ無い状態でジョブオファーを出してもらう必要があることが挙げられます。

この方法の詳細

  • STEP1
    語学学校を決める
    現地で通う語学学校を決め、申し込みをする
  • STEP2
    学生ビザを申請
    学生ビザ(Study Permit)の申請をする
  • STEP3
    カナダに渡航する
    学生として入国する
  • STEP4
    現地で仕事を探す
    語学学校に通いながら仕事を見つけ、ジョブオファーレターをもらう
  • STEP5
    ワーホリビザに切り替える
    内定先からジョブオファーレターをもらったら、ワーホリビザを申請し切り替える

方法② 学生+有給インターン→ワーホリ

▶︎ Co-op付き学生ビザで入国、Co-op就労、ワーホリに切り替え

Co-opプログラムがある学校へ通うための学生ビザを取得し、カナダへ入国、学校へ通い、Co-opビザで働き、Co-opビザが切れる前ワーホリに切り替える方法です。

解決方法①と似ていますが、もっと長期でカナダに滞在したい・確実に仕事を見つけたい人に向いている方法です。

プラス点
マイナス点
  • ジョブオファーがいらない
  • 現地で面接に行ける
  • Co-op付きビザが出る
  • 長期滞在ができる
  • 学生期間も働ける
  • 中級程度の英語力が必要

この方法の特徴は「ビザの期間が長い」「Co-op就職は学校サポート付きの場合がある」「学生期間も働ける」が挙げられます。

学生(6ヶ月〜1年が多い)+Co-op有給インターン(6ヶ月〜1年が多い)+ワーホリ切り替え(最長1年)のため、長い場合はカナダに3年ほど滞在することが可能です。

Co-op就職は学校により様々で、100%生徒が就職先を探す方針の学校もあれば、就職保証や面接手配をしている学校もあります。

またCo-op付き学生ビザの場合、学生期間中も週20時間まで働くことができます。詳しくは【カナダ専門留学】コープビザについて専門家が解説!の記事を参考にして下さい。

英語力がない場合は?

Co-op付きプログラムに入学するためには、中級程度の英語力が必要ですが、もし渡航時の英語力が足りない場合は「条件付きビザ」を取得することができます。

まず語学学校からスタートし、入学基準まで到達したらCo-op付きプログラムに入学、という流れです。

この方法の詳細

  • STEP1
    学校を決める
    現地で通うCo-opプログラムがあるカレッジを決め、申し込みをする
    (英語力が基準に達していない場合、英語プログラムも同時申し込みする)
  • STEP2
    学生ビザを申請
    Co-op付き学生ビザの申請をする
  • STEP3
    カナダに渡航する
    学生として入国する
  • STEP4
    Co-op期間に働く
    座学期間が終わったら、現地企業で就職をする(フルタイムOK)
  • STEP5
    ワーホリビザに切り替える
    内定先からジョブオファーレターをもらったら、ワーホリビザを申請し切り替える

カナダで仕事は見つかりやすい?

肝心の現地での仕事探しですが、現状では2つのポイントが挙げられます。

現地にいる方が有利

現地についてから仕事探しをすると、雇用主への負担が減るためローカルの仕事も見つかりやすいです。

雇用主の立場から考えると、日本にいる人にジョブオファーを出して渡航してもらうよりも、現地で面接できる&すぐに働ける人を採用する方が効率が良いです。

カナダは回復に向かっている

また、カナダはワクチン接種が進んでいます。初期は高齢者や医療従事者の接種から始まり(現在のBC州の場合)12歳以上の人は無料で接種できるようになりました。比例して各州の規制も緩和されてきています。

また政府から「今年の夏には完全復活を予定している」と発表があり、ローカルビジネスに活気が戻ってきています。つまり、昨年と比較すると格段に仕事が見つかりやすくなっています

カナダの「今」最新の入国情報

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