留学やワーホリでカナダに滞在中、必ず現地で仕事をしたい!という方はとても多いです。
そこで気になるのがお給料の相場。
本サイトの読者様からも、よくこんな質問をいただきます:

海外でアルバイトすると、一体どれくらい稼げるのですか?
そこで、今回ピックアップした職業はこの5つ。
- カフェ
- ローカルレストラン
- 日系レストラン
- ホテルハウスキーパー
- ホテルレセプション(受付)
他にも多くのアルバイトがありますが、今日はこの5つについてご紹介したいと思います!
バンクーバーの最低賃金は?

最低賃金は$15.20
カナダの最低賃金は州によって違います。
バンクーバーやビクトリアがあるBC州(ブリティッシュコロンビア州)の最低時給は年々アップしています。
最近また上がり、現在の最低賃金は$15.20(約1,320円)です。 カナダ国内では2番目に高い最低賃金となります。
毎年アップする最低賃金
BC州では2018年の$11.35より毎年の最低賃金アップが計画され、予定通り毎年上がっています。
- 2018年6月1日より $1.30アップして $12.65
- 2019年6月1日より $1.20アップして $13.85
- 2020年6月1日より $0.75アップして $14.60
- 2021年6月1日より $0.60アップして $15.20
月給シミュレーション
カナダでは日本のように「正社員」「非正規社員」という概念ではなく、働く時間によって「フルタイム」「パートタイム」というように分けられることが多いです。
最低時給でパートタイム働いた場合
学生ビザでカレッジへ通う方に多い、週20時間で計算します。
$15.20×20時間x4週間
=$1,216(約10万4,000円)+チップ
最低時給でフルタイム働いた場合
BC州でオーバータイムに換算されないのが、この週40時間までとなります。
$15.20×40時間x4週間
=$2,432(約20万8,000円) +チップ
カフェの給料

カフェに勤務する場合、チップの収入はお店のロケーションや、ポジションによって変わります。ポジションが高いほど、チップの割合も多くもらえる傾向です。

昔働いていたStarbucksでは、始めた頃のチップは週に$15〜30でした!
バリスタを選ぶメリット
- 英語環境の職場が多い
- ラテアートのスキルが身に付く
- コーヒーが無料で飲み放題または割引
レストランと比べると収入は低いですが、バリスタとしての経験を得たい人にはオススメです。英語環境でもあるので、英語力を伸ばしたい方にも◎。
カフェアルバイトをしてみたい方は、カナダのスタバで仕事をゲットするコツも参考にしてください。
ローカルレストランの給料


レストランのサーバーのお給料は$15.20(約1,320円)+チップとなります。この職種はチップ収入が多めにあります。
チップって?
サービスへの感謝の気持ちとして店員さんにわたす、お小遣いのようなものです。カナダのバンクーバーでは、トータル金額の10%〜20%を支払います。
トータル金額の10%〜20%ということは、つまりお客様の支払う合計金額が高くなる = チップの金額も高くなる、ということです。
そのため、高級レストランではチップも高額になりがちです。




中にはチップだけで生活費がカバーでき、お給料をまるまる貯金できる人もいるほど、チップは大きな収入源です。
ローカルレストランを選ぶメリット
- ローカルの友達ができる
- チップが多いため、貯金ができる
- まかないが出る場合、食費が抑えられる
日本食レストランの給料


日本食レストランもローカルレストランと同じで、チップが多くもらえる傾向にあります。
日本食レストランを選ぶメリット
- 会社がスポンサーして就労ビザを出してくれる場合、カナダに長く滞在することが可能
- チップが多いため、貯金ができる
- まかないが出る場合、食費が抑えられる
会社スポンサーの就労ビザって?
ワーホリビザや学生ビザがおわった後でも、カナダで働くことができるビザ(ワークパーミット)のこと。
日系レストランでは日本人が雇用されやすい傾向にあり、就労ビザのスポンサーをしてもらえる可能性が(ローカルに比べると)高いです。
ただし、こんなポイントも。
- 日本人が働いているところが多く、英語が伸びにくい
- 日本語でトレーニングが受けられてしまう
バンクーバーには多くの日系レストランがあり、日本人の場合採用されやすいことが多いですが、ローカルのレストランとは英語環境・仕事環境が大きく変わります。
結論:お金をたくさん稼ぎたいなら日本食レストランはオススメですが、英語を伸ばしたい!という人に日系は不向きです。
ハウスキーパーの給料


カナダの中でもリゾート地のホテルでのアルバイトが人気です。特に自然が大好きな人にオススメです!
バンフなどで有名なアルバータ州は、バンクーバーのあるBC州に比べ最低賃金が高く、お金を貯めたい人にもってこいです →現在はBC州の最低賃金がアルバータ州を上回りました!
アルバータ州の最低賃金は、2021年9月現在も $15.00です。
ハウスキーパーは英語をたくさん話すポジションではないため、他のポジション(レセプションやサーバー)に比べたら英語力は伸びにくい仕事環境です。




ただ、同僚やルームメイトと話して英語力をキープできるという留学生もいます。
ハウスキーパーを選ぶメリット
- 多国籍の人と関わる機会が多い
- 基本的にスタッフ用の滞在先付き
- 将来ホスピタリティ業界で働きたい人向き
レセプション・受付の給料


電話対応やゲストからの複雑な問い合わせがあるため、ハウスキーパーに比べると少し難易度が高いポジションになります。
そのため、過去にホテルのレセプションの経験があることが採用の必須条件であることが多いです。
レセプションを選ぶメリット
- 多国籍の人と関わる機会が多い
- 基本的にスタッフ用の滞在先付き
- 将来ホスピタリティ業界で働きたい人向き
- 英語を使う頻度が高い
職業別の給料比較


留学やワーホリの場合、お給料だけでなく英語力が伸びるかどうかも大切なポイントになってくるはずです。
どの職業でも勤め先によって多少の差はありますが、下記が一般的な内容です。
最低時給 | チップ | 英語力 | |
---|---|---|---|
カフェ | $15.20 | 少ない | 伸びやすい |
ローカルレストラン | $15.20 | 多い | 伸びやすい |
日本食レストラン | $15.20 | 多い | 伸びにくい |
ハウスキーパー | $15.00※ | 少ない | 伸びにくい |
レセプション | $15.00※ | 少ない | 伸びやすい |
※ハウスキーパー&レセプションの最低時給はアルバータ州の場合
カナダでの支出は?
生活費や学費については、カナダ留学費用まとめで解説しています。これからカナダへ留学・ワーホリを考えている人は参考にしてみてください!