ここ数ヶ月間、著しく回復に向かっているカナダでは、毎週のように規制緩和の嬉しいニュースがあります。
そこで本記事では、カナダ西海岸の都市バンクーバーより2021年8月2日時点の最新情報をアップデートします。カナダ留学やワーホリ、旅行計画の参考にしてください。
重要ポイントまとめ
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重要:最新のルール変更点

入国に関する最新のニュース
指定ホテル隔離が撤廃(全員)
【2021年8月9日から】空路で入国する人は、ワクチン接種に関わらず、3日間の政府指定ホテルでの隔離が不要になります。約$1,000〜$2,000の費用が自己負担でかかっていたので、今後渡航される人にとっては嬉しいニュースです。
自己隔離が免除(条件付き)
【2021年7月5日から】2回の政府指定ワクチン接種者は、14日間の自己隔離が免除されます。カナダ入国後、すぐに外出や通学ができるようになります。
ワクチン接種をしていない人は、引き続き14日間の自己隔離が必要なので注意です。その場合、入国後は隔離条件をクリアしているホームステイ先や学生寮、ホテルにて14日間自己隔離をします。
8日目のPCR検査免除(条件付き)
【2021年7月5日から】2回の政府指定ワクチン接種者は、8日目に必要だったのPCR検査も免除されます。ワクチン接種をしていない人は、引き続き検査が必要となります。
観光も入国可になる予定(条件付き)
【2021年9月7日から】カナダ政府より「入国日の14日前までにワクチン接種を完了した者」に対し、観光目的でも入国を許可する予定をしている、との発表がありました。政府指定ホテルでの3日間の隔離を含む14日間の自己隔離も不要になります。
その他のニュース
エアカナダが就航再開&増便
一時コロナウイルスの影響で欠航していたカナダのエアライン、エアカナダが就航を再開しました。今後も増便の予定をしています。
しかし最近は航空券の価格が上昇しています。今後、観光(eTA)でも入国できるようになる予定のため、さらに航空券の需要が増えると予測されます。
店内飲食の規制が解除
しばらくの間禁止されていた、店内での飲食ができるようになりました。
カナダのコロナ最新情報


新規感染者数が減少
半年前に比べ、カナダでは新規感染者数が大幅に減少しています。直近2週間では1日あたり300件〜500件にとどまっています(ピーク時は10,000人を超えていました)。
仕事が見つかりやすい
規制されていた店内飲食が再開され、飲食店には活気が戻っています。オフィスでの就労も再開している企業も多く、以前と比較すると求人情報がかなり多くなっています。
マスク着用が必須ではない
空港などでは一部規制は残るものの、ワクチンを二回接種した人のマスク着用義務がなくなり、最近は街ではマスクなしで生活する人が多くなりました。
BC州でマスク着用は「義務」ではなく「推奨」となっています。2021年9月7日からは完全に「任意/ 個人の自由」となる予定です。
グループで集まることができる
以前は規制されていた集会ですが、最近は緩和されています。そのため最近ではパーティーやイベントの開催が頻繁にされています。
カナダのワクチン最新情報


接種率が世界一高いカナダ
カナダでは、人口に対しての部分接種率(1回目のワクチンを接種した割合)が高く、現時点では世界一です。2021年8月1日時点のデータは下記になります。
- カナダ 71.6%
- イギリス 69%
- アメリカ 57.7%
- 日本 38.6%
- オーストラリア 32.8%
- ニュージーランド 22%
- 世界 28.2%
現地でのワクチン接種
外国人留学生でも無料で接種が可能
バンクーバーがあるBC州では、MSP(州政府医療保険)を持っていない場合でも、無料でワクチンを受けることができます。
州内に住んでいる場合、カナダ人・外国人・永住者・留学生・保険の有無など関係なく、誰でも無料で接種が可能です。
カナダ留学・ワーホリ注意点


カナダは他国(オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・マルタなど)と比較すると、渡航状況がかなり緩和されていることから、「今、留学するならカナダ一択」とも言われています。
ただ、まだ完全に以前のように戻ったわけではないので、気をつけるべき点もあります。
学生ビザ取得までの期間をチェック
最近ではビザ申請数も格段に増え、ビザがおりるまでの期間が長くなっています。政府サイトでの目安が8週間となっていますが、確実に8週間でおりるわけではなく、早くおりる人もいれば8週間以上かかる人もいるので、余裕を持って早めに申請することが大切です。
ワーホリはまだジョブオファーが必要
規制緩和や解除のニュースが飛び交う中、ワーホリについてはまだ発表がありません。ワーホリビザ申請には引き続きジョブオファーレター(現地企業の内定)が必要となるため、ハードルは高いままです。
まずは学生ビザで入国し、現地で仕事を探してジョブオファーを獲得、そこからワーホリへ切り替える手段が主流です。
詳しくはワーホリのジョブオファーがない時の対処法・カナダに入国する方法をを参考にしてください。