留学・ワーホリに行くことを決意したあと、出発までに必要な準備の流れを分かりやすく解説しています!

この記事の筆者です。ワーホリを経て、現在はカナダの学校で日本人カウンセラーをしています!
現在コロナウイルス対策として、入国ルールが少し変わっています。隔離ホテルの予約(8/9より撤廃)や、携帯電話の事前契約など、新しいステップが追加されました。
出発までのザックリとした流れ
- STEP1学校の入学手続き学校選定・申込書記入・入学テスト受験などを始める
参考:語学学校の賢い選び方 - STEP2滞在先の手配ホームステイや学生寮の手配をする
- STEP3医療保険の手配現地で使える医療保険の手配をする
参考:格安の政府医療保険MSP - STEP4学費・滞在費の支払い学費とホームステイや学生寮の費用を海外送金する
参考:海外送金で手数料最安の方法! - STEP5入国ビザ申請学生ビザやワーキングホリデービザの申請をする
- STEP6航空券の予約航空券を予約する
- STEP7
隔離ホテル予約政府指定の隔離ホテルをオンライン予約する(8/9より撤廃) - STEP8持ち物の確認持ち物をリストを使って確認、必要なものを買い揃える
参考:留学に持っていくものまとめ - STEP9出発の手続き必要な場合、役所手続きを済ませる
- STEP 10携帯電話の契約出発2週間前までに、現地で使えるSIMカードを注文する
参考:カナダ入国前に携帯契約する方法
事前に必要な手続き
今回の流れには含まれていませんが、渡航を決めたら下記の2点はすぐに用意しておきましょう。
それでは、各手順を詳しく解説していきます!
手順① 学校の入学手続き
まずは学校を探します。
カナダには大きく分けて4種類の学校タイプがあり、それぞれ必要な英語力・学費・学ぶ内容などが違います。
- 語学学校
- 私立カレッジ
- 公立カレッジ
- 大学
自分が行きたい学校が決まったら、学校や留学エージェントから申込書を取り寄せて記入していきます。
学校の賢い選び方
別ページで、自分にあった学校の選び方を紹介しています。
語学学校の「賢い選び方」元職員がアドバイスしますを参考にしてください!
入学テストを受ける
学校によって入学テストの種類が変わります。最近ではオンラインで受けられるものが多くなりました。
- 語学学校の場合
英語力のレベル分けテストがあります。
入学日が近づいてきた頃にオンラインテストの案内があったり、登校初日にテストを受けます。 - カレッジや大学の場合
申し込み時に入学テストの受験、または指定スコアの提出が必要です。
手順② 滞在先の手配
滞在先の選択肢は大きく分けて2つ。学校か留学エージェントが手配します。
- ホームステイ
- 学生寮
シェアハウスもありますが、渡航前にネット上で良質な物件を見つけるのは至難の業。物件を見ずに予約すると、まれに詐欺もあるので注意です。
最初の1〜2ヶ月だけでも、学校や留学エージェントが手配するホームステイや学生寮を選ぶのが安心です。
ホームステイの場合
ホームステイを申し込む際は、いくつか決まった回答項目があります。主な内容には下記のものがあります。
ホストファミリーについて
北米=白人を想像されるかもしれませんが、インド系・フィリピン系・中国系の家庭もたくさんあります。
ファミリーへの希望を書く欄が設けられている場合でも、あくまで希望となります。必ずしもその通りにならない可能性もあることを事前に認識しておきましょう。
学生寮について
学校によっては寮をもっていたり、外部提携している場合があります。
中心地のタワーマンションを学生同士でシェアするタイプから、郊外の一軒家をシェアするタイプまで様々です。
手順③ 医療保険の手配
現地で使える保険に加入します。下調べをよくして、自分に合う保険に加入しましょう。
保険の種類は主に4種類あります。
- 現地の政府医療保険
- 現地の学生医療保険
- クレジットカード保険
- 日本の民間留学保険
それぞれの違いは、格安の政府医療保険MSP のページで詳しく解説しています。
手順④ 学費や滞在費の支払い
支払いをする
学費とホームステイや学生寮の費用を海外送金します。学校が手配する学生保険に加入する場合は、このタイミングでの支払いとなります。
- 学費
- ホームステイ or 学生寮の費用
- 学生医療保険(加入者のみ)
エージェントを使う場合はエージェントへの送金、使わない場合は直接学校への振込となります。
海外送金の手数料に要注意
日本から海外に送金する場合、手数料がかかります。最近では手数料が安いオンライン送金の選択肢もあります。
別ページで、海外送金の方法5種類を比較したので、学費を支払う前に要チェックです。

手順⑤ 入国ビザの申請
学生ビザの場合
学生ビザの場合、LOA(入学許可書)がビザ申請に必要となります。LOAは学費を支払うことで発行されるので、ビザの申請ができるのは学費の入金確認後となります。
申請してから許可が下りるまでの平均時間を把握しておき、早めに申請を行いましょう。
ワーホリビザの場合
ワーキングホリデービザの場合は、カナダへ出発するまでの有効期限が最大1年間あるため、留学を決めたらすぐに申請しておくのが良いでしょう!
手順⑥ 航空券の予約
申請したビザが降りたら、渡航が(ほぼ)確定です!学校の入学日や、ホテル隔離期間を入れて逆算し、飛行機の席を押さえましょう。
ただ、このタイミングでの購入は必須ではなく、航空会社が定期的に行なっているセールを活用して安い時期に購入も可能です。
料金は安い時期で8〜12万円程度(関西国際空港↔︎バンクーバー国際空港)が目安。
直行便を予約しましょう
乗り継ぎをすると費用が安くなる点が魅力的ですが、直行便の場合は乗り遅れの心配や、乗り換え時の待ち時間がないため、よりスムーズに移動ができます。
注意:コロナウイルスの影響により、乗り継ぎの国によってはそこで検査や隔離が必要となり、次の飛行機に搭乗できないトラブルがあります。
手順⑦ 隔離ホテル予約(終了)
新型コロナウイルス対策として、入国後にカナダ政府指定ホテルでの隔離が必須となっています。
ホテル予約は、政府公式サイトの各ホテル専用サイトから、オンライン上で可能です。予約は早いもの勝ちのため、航空券が取れたらすぐに予約をしましょう。
確認予約する時に、部屋プランが”GAA”もしくは”CGV”になっていることを確認しましょう。この記載がある部屋が隔離専用のプランになります。
追記:【2021年8月9日から】ワクチン接種に関わらず、3日間の政府指定ホテルでの隔離が不要になります!
手順⑧ 持ち物の確認
この時期には、持っていく物の確認を始めておきましょう。パッキングはもう少し後でも大丈夫です。
留学に必要な持ち物に関しては、【保存版】留学に持っていく物まとめをチェックしてください!無料でダウンロードできるおしゃれな持ち物リストも用意しています♪
手順⑨ 出発の手続き
隔離書類の準備
ArriveCANアプリのダウンロード
現在カナダに入国する前にArriveCANアプリ上で隔離先情報の入力が必要です。専用アプリをダウンロードして入国72時間前までにオンライン提出をします。
・iPhoneを使用している人はこちらからダウンロードできます。
・アンドロイドを使用している人はこちらからダウンロードできます。
提出後に出てくる確認番号は、入国時に提示するためスクリーンショットをしておくなど、すぐに確認できるようにしましょう。
COVID-19陰性証明書
カナダ行きの便に搭乗する72時間以内に発行された陰性証明書が必要です(英文のもの)。
入国時にすぐに出せるように用意しておきましょう。
役所手続き
長期留学をする予定の方で、日本を出発する前にしておくべき役所手続き(転出届を出すなど)がある場合は、この時期に余裕を持って済ませておくようにしましょう。
携帯の手続き
SIMフリー携帯を現地で使う予定がある方で、SIMロック解除の手続きが事前に必要な場合があります。
短期滞在の方は、ポケットWi-fiを持参したり、無料Wi-fiだけで数週間生活する方もいます(現在ルール変更されています。次の章を参考にしてください)。
手順⑩ 携帯電話の契約
新型コロナウイルスの対応でカナダへの入国ルールが変わり、現地で使える携帯電話番号が必要となりました。
必ず連絡が取れる電話番号を入国時に提出しなければならないため、日本出発前にカナダで使えるSIMを手配する必要があります。
出発の2週間前までに、SIMカードを注文しましょう。カナダ入国前に携帯契約する方法を参照してください。

出発!
いよいよ出発です!
しばらく会わなくなる友達や家族、大切な人とも会って思い出を作っておくのも良いですね。しっかり出発前の準備をして、新しく始まる海外生活を楽しんでください♬
留学&ワーホリ前に読むべき記事
出発前に【留学準備】海外留学前にすることって?を一読しましょう。
